【競馬】日本におけるダート競走②
理由は、ひとつではないだろう。
そもそも日本という欧米から遠く離れた島国に、数百万円をかけて、わざわざ遠征しようと言うことが難しい。
まず1つは、日本のダートの質であると思う。
日本のダートの質は、世界で一番のダート国アメリカと比べて、砂に近い。
これに比べて本場アメリカは粘土質が強く、力もいる。
そのため、アメリカからきた馬などは、日本の競走馬に比べて筋肉質な馬が多い。
つまり、アメリカでいくら活躍している馬でも、日本で同じように走れるとは限らない。
これは逆も言えることで、日本の競走馬でアメリカのG1レースを勝った馬は、未だにいない(はずだ)。
唯一勝ったのは、ドバイでの国際競走で、ドバイの土の質もアメリカとは少し違うようだ。
しかし、ドバイワールドカップは、その優勝賞金が莫大。
バックにオイルマネーがあるため、いくら競馬社会での金回りがいい日本も、これにはかなわない。
とはいえ、日本も欧米のレースに比べれば、優勝賞金はかなり高い。
芝の国際レースであるジャパンカップでは、ここ10年外国馬の優勝(3着以内すら)馬が出ていない。
日本馬が強い上、地の利もあるためだ。
にも関わらず、賞金がかなり高いため、遠いヨーロッパやオーストラリアから、リスクを冒してまで遠征してくる。
つまり、賞金に関しては、JRAはかなり努力をしている。