さて、触れておかねばなるまい。
競馬ファンなら100年は語り継がれそうな、今年の天皇賞秋。
台風の影響で、開催も危ぶまれた日曜日。
それでも競馬ファンは、年内で引退するスターホースの状態を、
メディアを通して日々チェックしていたはずだ。
この秋の主役は、文句なくキタサンブラック。
春の最後のレースとなった宝塚記念では、見せ場なく着外に沈んでいた。
敗因は天皇賞春の激走の疲れによるもの。
そこからの休養明け1走目になる天皇賞秋。
迎えた日曜日。
武豊が「今まで経験したことがないほど、水が浮いた馬場」と言った。
もちろん馬たちも経験したことがないほどの不良馬場。
この舞台で、今年の秋の天皇賞は開催された。